年明け早々の1月12、13日に、　試飲会「新春顔見世会」プロ部門第二弾が開催され、12月中旬以降に発売された「新酒しぼりたて」を交え、酒販店や料飲店などお酒のプロの方々に試飲いただきました。会場で「これは美味しい！」と人気を集めたお酒をご紹介します。粒ぞろい、という総評通りの甲乙つけがたい出来映えの新酒しぼりたての中から、今回は18酒をピックアップ。厳しい寒さの中で生まれた極上の味を、冬の味覚とともにお楽しみください。

総評

今期2回目の「しぼりたて」の試飲は、前回以上に、品質が粒揃いな印象でした。12月よりも程よく熟成している分、苦味渋味が軟らかくなる一方で、甘やかさや濃密さ、滑らかさが増して、全体的にボリュームアップした印象でした。全体的に濃醇で飲み応えのある「しぼりたて」が出揃い、甲乙つけがたい新酒が並んだだけに、人気投票は例年になく分散傾向と思われます。
［日本名門酒会本部　企画部部長　森］