お酒の歳時記

2023 夏の生酒

いと涼し 夏の生酒2023 冷えてます NATSU no NAMAZAKE

爽やかな香りとみずみずしい味わい

冬から春先にかけて搾られたお酒のフレッシュさを大切に
いっさいの火入れをせずに低温熟成させ
本生でお届けするのが「夏の生酒」。
ほどよく落ち着いたなめらかで軽やかな口当たり、
爽やかな香りと清涼感あふれるみずみずしい味わいは
汗ばむ季節に嬉しい美味しさです。

冬から春先にかけて搾られたお酒のフレッシュさを大切に、 いっさいの火入れをせずに低温熟成させ、 本生でお届けするのが「夏の生酒」。 ほどよく落ち着いたなめらかで軽やかな口当たり、 爽やかな香りと清涼感あふれるみずみずしい味わいは、 汗ばむ季節に嬉しい美味しさです。

【宗玄 純米生酒 山田錦】夏の爽やか生酒【鳴門鯛 純米吟醸にごり生酒 SILKY WAVE】 on youtube(2022.04)

爽やかなな夏の生酒の魅力を、タイプの違う2酒、「宗玄」と「鳴門鯛」を試飲しながらご紹介。

いっさいの火入れをしない本生酒


酒屋さんの店頭にある幟が目印

暑い頃になると「冷酒あります」と、お店に張り紙が踊りますが、“冷酒”すなわち“冷たいお酒”にも色々あり、味わいの爽やかさで群を抜くのが夏の季節酒「夏の生酒」。爽やかな香りと清涼感あふれるみずみずしい味わいで、夏に美味しい日本酒です。

「夏の生酒」は本生酒。冬から春先かけてに搾られたお酒は、夏にかけて荒々しさがやわらぎ、なめらかさをおびていきます。そのフレッシュな味わいを大切に、いっさい「火入れ」をせずに低温熟成させて、出荷されます。

デリケートなお酒なので、その昔は夏場に生酒は飲めませんでした。貯蔵・流通・梱包技術などが整った今だからこそ楽しめる贅沢な味わいです。


生酒 お酒はたいてい「火入れ」という低温殺菌をほどこされますが、この「火入れ」をいっさい行わないのが「生酒(なまざけ)」。「本生(ほんなま)」「生々(なまなま)」とも呼ばれます。お酒の中の酵素類が活きているため、味わいが変質しないよう、低温で大切に貯蔵されます。

汗ばむ季節にうれしい清涼感

「夏の生酒」の魅力は、なんといっても清涼感あふれるみずみずしい味わい。搾りたての頃の華やかな香りとフレッシュ感はそのままに、と同時に、跳ねるような荒々しさはなりをひそめ、なめらかで軽やかな口当たりを楽しめます。

飲み比べるとわかりやすいのですが、他の日本酒が「重い」と感じるときにでも、その口当たりの軽やかさ、爽やかさには驚いてしまうはず。

冷えたグラスを口に運べば、華やかな芳香が広がり、軽快ではつらつとした味わいが駆けぬける−−“涼味”とは、こういうものか、と心底、実感できます。その味わいは「冷」というより「涼」。たとえて言うなら、キンキンに冷えたクーラーの冷気ではなく、夕立ちのあとにサッとふく涼風の心地よさ。昼間の暑さと戦っていた身体に、ほっと一息つかせてくれる爽やかさです。

夏に旬なお酒「夏の生酒」の爽やかな味わいは、汗ばむ季節にぴったり。キリリと冷やして夏の味覚と合わせてお召しあがりください。

タイプはさまざま、気分や料理に合わせて

爽やかさが魅力の生酒ですが、その味わいはさまざま。しっかり濃醇タイプもあればさらりとした淡麗タイプあり、香りも穏やかなものから華やかなものまで、辛口あり旨口あり、発泡感の嬉しいにごり酒あり、飲み口軽やかなアルコール低めのお酒あり、オンザロックにして楽しめるお酒あり、とヴァリエーションにとんでいます。

様々に揃ったタイプから、その日の気分やお料理に合わせてお楽しみください。お酒選びに迷ったら、お近くの日本名門酒会の加盟店にぜひご相談を。

デリケートなフレッシュさを守るために

いっさいの火入れをしない本生酒は、とてもデリケートなお酒です。お酒の中に麹由来の酵素やごく少量ながら酵母が生きているため、味わいも変化しやすいのでご注意を。

フレッシュなままの味わいをみなさまに楽しんでいただくため、日本名門酒会では、「夏の生酒」を蔵元から酒販店までクール便で直送しています。寒い季節に搾られたお酒の美味しさを損なわぬよう、蔵元で0℃前後で熟成されたお酒は、冷たいままお店に運ばれ、冷蔵庫に保管されます。

せっかくの味わいを壊さぬよう、皆さまも、買って帰ったらすみやかに冷蔵庫に入れ、ひんやり冷えたところをお楽しみください。

2023年の「夏の生酒」

今年の「夏の生酒」は84アイテム。美しい日本の風景が残る蔵の夏景色を思い浮かべながら、夏の終わりまでじっくりお楽しみください。

ラインアップはこちらでご紹介しております

 
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