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お酒の歳時記

2020.06

プロが選んだうなぎに合う酒2020

「プロが選んだ 鰻に合う酒」14年間の総決算

今年の「鰻に合う酒」はこれまでの総合ランキングのベスト3をご紹介
貴重なうなぎを、美味しさを最大限に引き出してくれるお酒と一緒にぜひ

*価格は東京標準の参考価格です(2020年6月1日現在)。
地域、配送方法により異なる場合があります。
*商品のお求めは日本名門酒会加盟の酒販店まで。

貴重なうなぎを美味しい日本酒とともに

2020年夏の「土用丑の日」は7月21日と8月2日の2回やってきます。
近年、希少価値のあがるうなぎですが、せっかくいただくのなら、
美味しさを最大限に引き出してくれるお酒と一緒にぜひ。

夏の「土用丑の日」とうなぎ

夏の「土用丑の日」といえばうなぎ。1年でいちばん暑いと言われるこの日にうなぎを食べる習慣が定着したのは江戸時代のことで、一説には平賀源内が考案した広告戦略がきっかけとも言われていますが、真偽のほどは定かではありません。

なにはともあれ、うなぎは夏の伝統スタミナ食として愛されてきました。万葉集の大伴家持も  石麻呂に吾物申す夏痩によしと云ふものぞむなき取りめせ と、夏痩せした友人にうなぎを勧めています。東洋医学ではうなぎには強精強壮作用があるといいますし、実際、疲労回復にきくビタミンB1も豊富に含まれているとか。

最近では稚魚の不漁が伝えられ、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されるなど、うなぎを巡る環境は厳しいものがあります。今年の土用丑の日は、日本伝統の食文化であるうなぎをめぐる状況も考えながら、せっかくのうなぎに巡り会ったなら、大切に、美味しくいただきたいもの。その美味しさを最上級に引き出してくれるお酒を、ここでご紹介いたします。

実際、どんなお酒がうなぎに合うのか、日本名門酒会では2006年から毎年、有志加盟店やうなぎや日本酒に造詣の深い方々をお招きして、本部スタッフとともに相性を審査してきました。

今年は残念ながら、COVID-19の影響で「鰻に合う酒」の審査は見送ることとなりましたが、これを機に過去14年間の結果を振り返り、これまでの結果を総合したベスト3をお届けします。

鰻とお酒を合わせる楽しみ

一口にうなぎの蒲焼きと言っても、うなぎそのものの質はもとより、焼き加減、タレの味、山椒・山葵などの薬味の種類でさまざまな味わいに変化します。ここでご紹介する結果はとある名店のうなぎと合わせた結果にすぎませんので、あくまで参考として、ぜひ御自身でお試しを。

今や貴重なうなぎだからこそ、ぴったり合うお酒で最大限の美味しさを引き出して、じっくりお楽しみください。また、合わせるお酒によって、同じうなぎが見せる表情の違いを楽しんだり、蒲焼き風に調理した他のお魚やお肉と合わせてみるのも面白いと思います。

14年間の総決算

これまで「プロが選んだ 鰻に合う酒」審査にご協力いただいた方々は、酒販店・料飲店・蔵元・ゲスト審査員など総勢62名。毎年、日本名門酒会本部で厳選した、うなぎの蒲焼きに合うと思われる日本酒約10〜12種類を、実際にうなぎの蒲焼きに合わせ、常温&ブラインドで試飲・評価していただき、相性の良かったお酒ベスト3を選出してきました。各年の上位3位に入ったお酒がこちら↓になります。

うなぎの蒲焼きと合うお酒、上位3位までの入賞酒一覧


一ノ蔵

特別純米酒 円融


梅錦

純米吟醸 酒一筋


浦霞

純米酒


大山

特別純米


大山

赤純米


男山

生酛純米


賀茂泉

純米吟醸 朱泉本仕込


菊姫

純米 金劔


香露

特別純米酒


大七

純米生酛


大七

生酛純米 Classic


七冠馬

特別純米酒


西の関

手造り純米酒


はぎの露

生酛純米原酒


春鹿

さくら純米


飛良泉

山廃純米酒


真澄

純米吟醸 辛口生一本


真澄

純米 奥伝寒造り

*終売になった商品は省いてあります。
*各お酒について詳しくは、リンク先をご覧ください。

それぞれ食中酒として味に定評のあるお酒がそろい踏み。お燗にしても美味しいお酒ばかりですので、夏のうなぎに限らず冬のうなぎにも合わせて楽しめる顔ぶれとなっています。お酒とうなぎを合わせることで引き出される美味しさ、改めて輝くそれぞれの魅力、皆様もお楽しみいただけましたでしょうか。

さて、これらのお酒の中から、入賞回数をもとに14年間の総合ランキングのベスト3を算出しました。その結果を発表します

「プロが選んだ うなぎに合う酒」 14年間の総合ベスト3 !

殿堂入

入賞回数14回
(1位9回・殿堂入5回)

第2位

入賞回数7回
(2位5回・3位2回)

第3位

入賞回数4回
(2位1回・3位3回)

うな酒3撰

3酒を楽しめる
小瓶セット

殿堂入

西の関「手造り純米酒」特別純米[大分]

圧倒的なマリアージュ
うなぎと一体となる相性の良さで不動の一位に輝く


「うなぎに合う酒」審査の初回からうなぎとの相性の良さで10年以上不動の一位に輝き続け、殿堂入りした「西の関 手づくり純米酒」。とろけるような上質の甘やかさと旨味、柔らかな酸のバランスが絶妙で、冷やでもお燗でもいけるお酒です。うなぎの旨味とタレの甘味に酒のふくよかな旨味が一体化しさらなる高みに登る、圧倒的な相性の良さをぜひご堪能ください。

【試飲コメント】

  • うなぎが何倍も美味しく感じられる最高の相性!
  • うなぎの旨味と酒のやわらかな旨味が同調。山椒とのマリアージュと相まって最高の相性。
  • うなぎの繊細な旨味が同調し融合する相性。
  • タレの甘さ、うなぎの旨味が酒にうまく包みこまれる。
  • うなぎの味わいがより雄大になる。

第2位

大七「純米生酛」 生酛純米[福島]

懐の深い生酛の実力発揮!
うなぎの香ばしさや旨味を包み込み、脂をすっと流す


生酛造りに秀でる蔵の、定番・生酛純米酒。クリーミーで上品な香り、旨味がのって熟成した豊かなコクと酸味が見事なバランスで、後味のキレよく飲み飽きせず、お燗にしても旨いとおなじみの銘酒です。懐の深い生酛の味わいが、うなぎの香ばしさや旨味を包み込んで旨味や甘味がさらに引き立ち、うなぎの脂を酒の酸味がすっと流し、またうなぎを美味しくいただける──無限循環の愉悦。

【試飲コメント】

  • うなぎの香ばしさや旨味を大きく包み込み、旨味や甘みががさらに引き立つマリアージュ。
  • 酒とうなぎの味が協調し合い生酛の酸と一体になり、まとまりが良い。
  • 旨味のボリューム感はそのままに、うなぎの脂を酒の酸がスッと流す。

第3位

賀茂泉「純米吟醸 朱泉 本仕込」 純米吟醸[広島]

旨味が増幅されるマリアージュ
熟成感のある酒とボリューム感あるうなぎが引き立て合う


酒都・広島西条の蔵元の、純米吟醸酒。炭素濾過をしていないためうっすら黄金色をしています。ふくよかな旨味とコク、爽やかなキレが魅力で、冷やでよし、ぬる燗にしても美味し。熟成感のあるやわらかな旨味と酸味を持つ酒質が、ボリューム感のあるうなぎの旨味や香ばしさ、タレの味わいと一体となり好相性。酒とうなぎの両方の旨味が引き立ちます。

【試飲コメント】

  • 酒の酸味がうなぎの香ばしさを引き立て、うなぎの力強い旨味を酸がキレイに流す。
  • お酒の持つ熟感と酸味が、うなぎの旨味や香ばしさと一体となり好相性。
  • どっしりとした酒がうなぎの強さを受け止め、両方の良さが引き立つ。

うなぎに合う酒ベスト3セット
日本名門酒会オリジナル「うな酒 3撰」

ここでご紹介した3酒、西の関「手づくり純米酒」、大七「純米生酛」、賀茂泉「純米吟醸 朱泉本仕込」を、180mlミニボトルのセットにしました。「うなぎの蒲焼きに合う!」と最高の相性を示した三種のお酒それぞれの、うなぎを合わせたときの抜群の相性や、飲み比べてわかる味わいの違いの面白さを、お楽しみいただけます。トライアル・セットとしてもどうぞ。

*出荷開始:7月2日
*限定100セット、しおり付き

参考本体価格(税込10%)
180ml×3・1,132円(税込1,245円)


うなぎをさらに美味しくする名脇役

標高 800mの限られた土地で栽培される山椒の驚くほど鮮烈な香味
飛騨山椒「山椒粉」


うなぎの蒲焼きのスパイスといえば山椒粉ですが、おすすめの山椒粉をご紹介。奥飛騨の標高800mの"高原川流域5km範囲"という極限られた土地でのみ栽培される「飛騨・高原山椒」から作られ、驚くほどの鮮烈な香りと爽やかな辛さを持ちます。この地の山椒のみが持つ強い香りは珍重され、江戸時代には徳川将軍家にも献上されていた記録も残る、いわばプレミアム山椒。フローラル系の上品な香りもあり、鮮烈な辛味と少し遅れてピリピリする痺れがきて、後味は驚くほど爽快。この「香り・辛さ・痺れ」が損なわれぬよう、こだわりの製法で仕上げました。収穫から1年経っても魅力的な香りが衰えず、料理の新たな魅力を引き出すと、うなぎの名店や老舗料亭でも人気を博しています。

参考本体価格(税込8%)
10g・700円(税込756円)


*山椒に含まれる刺激物質「サンショオール」は、舌を痺れさせると同時に、味覚を鋭敏にしてくれる効果もあるとか。山椒の刺激により旨味・甘味・塩味をより強く感じることができ、うなぎや日本酒の味わいのボリュームが増します。

 
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