名門食品館 日本珍味列島

茨城県東茨城郡から

ほしいも

黄金色に輝きしっとり甘い、極上スイーツのような「ほしいも」

干し芋の生産日本一を誇る茨城県から。サツマイモ栽培から干し芋生産までを一貫して行うマサルファームが手がけた、黄金色に輝くしっとり甘〜い極上スイーツのような「ほしいも」をご紹介。

製造元/マサルファーム[茨城県東茨城郡]


ここがすごい!

日本一の干し芋生産地・茨城県から

日本一の干し芋生産地・茨城県

江戸時代に静岡で誕生したと言われる干し芋は、保存食として全国に広まり、茨城県では20世紀初頭にひたちなか市で生産が始まり、農業従事者や漁業関係者の副業として定着しました。1955年頃からは、茨城県が干し芋の生産量第1位となり、現在では全国の9割以上のシェアを誇り、原料のさつまいもの生産も鹿児島県に続いて第2位と全国有数の産地となっています。

サツマイモから干し芋までを一貫生産

今回ご紹介する「ほしいも」を作るのは、茨城県 にあるマサルファーム。原材料のさつまいも栽培から「ほしいも」づくりまでを手掛けています。さつまいもを中心に栽培している農家で、代表の白土大(*)(しらとまさる)さんで三代目となり、5年程前から「ほしいも」の製造も始めました。農薬も堆肥も最低限の量しか使用せずに、クオリティの高いさつまいもを栽培しています。
(*白土の土は、土の字の右上に`が付きます)

マサルファームの皆様。写真左から3人目が代表の白土大さん。


焼き芋やスイーツの原料としても人気の「紅はるか」を使用

「安納芋」を超える糖度の「紅はるか」

原材料となるさつまいも「紅はるか」は、2010年に品種登録された新しい品種で、「九州121号」と「春こがね」の交配品種です。甘くて有名な「安納芋」などの既存品種よりはるかに甘く味も良く、形も良いことから「紅はるか」と命名されました。糖度が高く、焼いたり蒸したりと熱を入れることでさらに甘味が増し、ねっとりとしたなめらかな食感と甘味が特徴で、焼き芋やスイ−ツの原料としても人気の品種です。マサルファームでは10月から11月末にかけて収穫されます。

収穫したばかりですでに糖度10もある「紅はるか」


糖度を最大限に引き上げ、美しく仕上げるこだわり製法

収穫された「紅はるか」を寝かせてさらに糖度アップ

「ほしいも」の製造は、11月から3月頃まで行われます。収穫したばかりの「紅はるか」の糖度は10度前後。ここからさらに糖度を上げるため、マサルファームでは泥付きのまま貯蔵用の冷蔵庫に入れ、20日間程置きます。そうすることでデンプンが糖化され、糖度を16度まで引き上げます。「ほしいも」を作る際にこの糖化を行うのは県内でも数社のみ。このひと手間が、甘い上質な「ほしいも」をつくるための大切な工程になります。

ゆっくり加熱し甘さを引き出す

16度まで糖度を引き上げたら洗浄し、機械でざっと皮をむき、ボイラーの蒸庫(むしこ)で1時間半以上蒸し上げます。さつまいもには低温でじっくり加熱するほど甘くなる性質があるので、一気に温度を上げずにゆっくり温度を上げることで、さらに甘さを引き出していきます。

手作業で表面を削り美しい色合いに

蒸し上がった熱々のさつまいもの表面を手作業で削り、一旦冷まします。さつまいもに含まれるポリフェノールの作用で表面が黒ずんでくるので、再度表面を削ります。見た目もキレイに仕上げるための工程です。

蒸し上がったばかりの「紅はるか」。このままでも美味。

熱々のサツマイモの表面を手作業で削り美しく。

2度目の削り作業後の「紅はるか」。


3日かけて乾燥させ旨味・甘味を凝縮、糖度80度以上に

ピアノ線を等間隔にはった専用のスライサーでひとつひとつカットし、一枚一枚並べ、3日間掛けて温風と冷却を繰り返し、乾燥させていきます。仕上がり間近になると、透明度が上がり、べっ甲のような飴色に。干すことで元の大きさから30〜40%小さくなり、味わいは濃縮され旨味が増し、仕上がりの糖度はなんと80度以上に!

ピアノ線をはったスライサーでカット。

丁寧に並べて乾燥機へ。

3日かけて乾燥させると飴色の干し芋に。


一枚一枚手作業でパッキング、ハネモノも人気

完成したその日のうちにパッキング作業を行い、冷凍庫で保管します。パッキングの際も、色の悪い部分はカットし、一枚一枚丁寧に手作業で並べていきます。色合いの悪いものはハネモノとして地元で販売されますが、そのハネモノも人気で、出すとすぐに売れてしまうそうです。

色の悪い部分をカットし、一枚一枚丁寧に並べてパッキング。


商品ラインナップ

*価格は東京標準の参考価格です(2017年3月10日現在)

*地域、配送方法によって価格が異なる場合があります。

*商品のお求めは日本名門酒会加盟の酒販店まで。

糖度80以上! 黄金色に輝くしっとりと甘〜い干し芋

白土さんのほしいも 紅はるか

参考本体価格(8%税込)150g・620円(税込670円)

黄金色に輝く色合いも美しい、しっとり&ねっとりと甘〜い干し芋です。サツマイモ栽培から干し芋の生産までを一貫して行う茨城のマサルファームが、上品な甘さで人気の品種「紅はるか」の甘味を最大限に引き出しました。仕上がりの糖度は80以上。原料はサツマイモのみの完全無添加。昔の干し芋のイメージを覆す極上スイーツのような美味しさです。そのまま楽しむのはもちろん、軽く炙ったり揚げたりバターソテーしたりとアレンジしても。食物繊維たっぷり、自然な甘さが嬉しい上質な干し芋は、お芋好き・スイーツ好き・お子様のいるご家庭への贈り物にしても喜ばれます。

【原材料】さつまいも(紅はるか)

【賞味期限】製造日より常温にて3ヵ月

*時間の経過とともに、表面に白い粉が浮き出る場合がありますが、白い粉は干し芋の糖分です。白い粉がふくと、少し表面が固くなりますが、食感の違いをお楽しみいただけます。



 
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