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福岡県朝倉市秋月から くず湯 「本葛といえば九助」と謳われる老舗葛屋さんの、純国産本葛100%くず湯江戸の頃から「本葛といえば九助」と名を馳せる、混じり気の無い本物の純国産本葛づくりにこだわる筑前秋月の老舗葛屋さんの、貴重な本葛100％の葛湯をご紹介。 製造元／（株）廣久葛本舗［福岡県朝倉市］ ここがすごい！◆江戸の頃より「本葛と言えば九助」製造元の廣久葛本舗の創業は、文政2年（西暦1819年）。現在の�睫攀彌�社長で十代目になる老舗です。江戸時代に筑前秋月黒田藩の江戸幕府献上品となり、やがて江戸市中で名声を博すと、「本葛といえば久助」と言われるまでになりました。今でも、和菓子職人や料理人は上質な本葛のことを「久助」と呼びます。
十代目・高木九助社長 ◆「白い金」とも呼ばれる貴重な純国産本葛30〜50年モノの「寒根葛」の根が原料葛の原料に使われるのは、九州南部に位置する大隅半島の野山に自生した30〜50年モノの「寒根葛(かんねかずら)」の根。霜が降りて葉っぱが枯れ、根に養分が溜まる12月頃から、芽吹き始める3〜4月頃までの間、「堀子(ほりこ)」と呼ばれる山師が鍬とスコップで人力で掘り出します。30〜50年モノは大人の太ももから胴体ほどの大きさにもなり、重さも50kg超！ 掘り出すのも、山から運び出すのも人力なので、大変な重労働です。 100kgの葛根から取れる本葛は、わずか7kg葛の根から取れる本葛は7〜10％というとても貴重なもの。本葛が「白い金」と言われる所以です。
寒根葛の根。手前のもので50kgクラス。 葛粉とは本来、葛根から取った混じりけのないデンプン100％のものを指し、混じりけのない葛粉100％のものを本葛と呼びますが、生産量が少なく高価なため、葛粉と称したじゃがいもやサツマイモ（＝甘藷でんぷん）、トウモロコシ（＝コーンスターチ）などの澱粉を混ぜたものに本葛と表記した商品も多く出回っています。廣久葛本舗の本葛は混じりけのない葛粉100％です ◆昔ながらの伝統製法。幾度も水に晒し、1年以上じっくり寝かせて、上質な本葛に寒根葛の根から、昔ながらの伝統製法で手間暇かかけて高品質な本葛にしあげていきます。 霊峰水古処山の地下水で幾度も晒して白い本葛を抽出1）粉砕：寒根葛の根を繊維状に粉砕。 2）洗い：粉砕した根に水をかけて、本葛（デンプン）を洗いながら搾る。 3）沈殿：搾りとった真っ黒な汁を1日寝かし、本葛を沈殿させる。 4）浮かし取り：本葛が沈殿したら上汁を捨てきれいな水を入れて撹拌。砂などの重い不純物は沈み、繊維質などの不純物は浮くので、中間の一番いい部分を抜き出す。 5）水晒し：2〜3日置いて本葛が沈殿したら、上水を捨て再びきれいな水を入れ撹拌。2〜3日置いて水を変えてという作業を10回ほど繰り返し、アクが抜けて葛が白くなるまで水で晒す。 1年以上寝かせて、なめらかな舌触りと粘りのよい本葛に6）舟入れ：水晒し作業を終えたら、「舟」と呼ばれる割り竹を敷いた大型の木箱に、厚手の布を敷いたものに移し、水分を抜く。 7）舟上げ：一晩置き、ある程度水が抜けたら紙を敷いた平たい木箱に移し、上から手で叩いて空気を抜き、表面をならすことで発酵を防ぐ。その上に厚手の布を被せ、粉末状に乾燥した本葛を振り被せ、さらに水分を抜いていく。 8）乾燥：ある程度固まったところで豆腐大に切り、半日日陰に干してから、2〜3ヶ月干す。 9）そこからさらに1年以上じっくり寝かせると、でんぷん特有の香りが消え、なめらかな舌触りと粘りのよい本葛が完成。
7）舟上げ作業中。
舟上げ直後の葛はぷるぷるしています
8）取り出した葛を麹蓋のような平たい木箱に移し、手で叩いて空気を抜き表面をならす。
8）乾燥した本葛をふり被せさらに水分を抜く。
ある程度、水分が抜けたら豆腐大にカット。
9）1年以上じっくり寝かせて完成。 商品ラインナップ＊商品のお求めは日本名門酒会加盟の酒販店まで。 純国産本葛100%のくず湯優しい甘味ととろりとした口当たりが嬉しい本物の美味しい葛湯を、お湯で溶くだけで楽しめる、国産葛粉100%のくず湯の粉末です（ダマにならない美味しいくず湯の作り方はこちら）。九州南部・大隈半島の野山に自生する「寒根葛（葛の根）」を原料に、幾度も水で晒し1年以上時間をかけて作られた混じり気なしの貴重な本葛を100％使用。甘味に国産のてんさい糖ときび糖を使用した基本のくず湯のほか、抹茶、生姜、小豆、黒糖生姜を加えたバリエーションもお楽しみいただけます。 葛湯は、昔から、血行を良くし体を温めると言われ、栄養価も高いことから、初期の風邪や胃腸不良時の民間療法に用いられてきました。ほっと一息つきたいときの和のスイーツとしてはもちろん、朝の忙しいときや、食欲のないとき、赤ちゃんの離乳食や介護食としても活躍します。 ダマにならない美味しい「くず湯」作り方1）温めたカップに「くず湯」の粉末を入れ、まず少量（10cc）の水で完全に溶かします（先に水で溶かすとダマになりません）。 2）そこに沸騰したお湯（90〜120cc。量はお好みで）を手早く注ぎ入れます。乳白色の状態から透明度が増し、フワッとトロミのついた状態に変化したら、スプーンでよくかき混ぜ完成です。 ＊温度が低いとトロミが付きません。必ずカップを温め、沸きたての熱湯をお使いください。 アレンジいろいろ・完成した葛湯に、日本酒や焼酎をお好みで加えれば、ホットカクテルに ・完成した葛湯を冷やし、お酒や焼酎、リキュールを注いで混ぜればトロミのあるカクテルに ・葛湯を硬めに作って冷やせば、水ようかん風にいただけます |
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