2008春の頒布会 頒布酒紹介 優しく香り立つ純米吟醸または特別純米を ◆第1回 4月◆卯月(うづき):旧暦四月の雅語。夏の訪れが近いことを告げる卯の花(うつぎ)が咲く頃であることに由来。現在の暦では一月半ほど後。 万年雪を頂く鳥海山の麓の秋田の蔵は、20年以上も前から蔵人と地元農家による酒米造りを始め、秋田の米・水・人にこだわる酒造り。撫子の花から分離した酵母で醸した純米吟醸は、香り高くマイルドでふくよかな味。 ■醸造元/天寿酒造(株) 原料米/美山錦( 秋田) 出羽三山を臨む米どころ庄内平野の街・鶴岡で、酒造り380年。蔵元当主の長男(専務)が杜氏を務めます。華やかな香り、まろやかな味わい、後味のキレのよさが清々しい純米吟醸。 ■醸造元/(株)渡會本店 原料米/出羽の里( 山形)、美山錦( 山形) ◆第2回 5月◆皐月(さつき):旧暦五月の雅語。「さ」は美しさや耕作に関係することを表す古語で、稲作の始まりである田植えを行う月という意味。 蔵元は奈良の時代、8世紀の昔から春日大社の神官として御神酒を醸してきた歴史を持つ名家。南都諸白の伝統を継ぎ、独自の酵母で醸した純米吟醸酒は、華やかな香りと、軽快でサラリとした口当たりで、春らしい味わい。 ■醸造元/(株)今西清兵衛商店 原料米/山田錦( 兵庫) 江戸時代に名主と造り酒屋を兼ねていた豪農の面影を今に残す蔵元は、現在も自社田で栽培した酒米を使用。越後の名杜氏が造る特別純米酒は、華やかな果実香、ソフトでふくらみのある旨味と酸味で飲み飽きしません。 ■醸造元/第一酒造(株) 原料米/美山錦( 長野)、五百万石( 富山) ◆第3回 6月◆水無月(みなづき):旧暦六月の雅語。水が無い月ではなく、「無(な)」は「の」と同じ意味を持ち「水の月」の意味。田に水を引く月であることから。 京都府北部、万葉の響きが残る丹後由良で地元に密着した酒造り。この頒布酒も酒米は地元丹後で契約栽培する《山田錦》を、仕込み水は大江連峰・由良ヶ岳中腹の“不動の滝”の湧き水を使用。華やかな香りとしっかりした酸の濃醇な味わいが魅力。 ■醸造元/ハクレイ酒造(株) 原料米/山田錦( 京都) 岡山県の西南端、おだやかな瀬戸内に面した港町にある蔵元は、岡山の酒らしい甘やかで上品な味わいで定評あり。上質な桃をイメージさせるやさしい香りと、爽やかな酸味と米の旨味が甘やかに溶けあって、まさに春気分の味わいの特別純米酒。 ■醸造元/嘉美心酒造(株) 原料米/アケボノ( 岡山) |
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