頒布会

2023夏の頒布会

日本名門酒会 2023夏の純米酒頒布会 清酒酵母はすごい!

同じ蔵が醸す「酵母」の違いによる純米酒を飲み比べてみよう!

この夏の頒布会では、米・水・杜氏など同じ条件で醸した日本酒が、
「酵母」が違うだけでこんなにも香味が変わるのか、
という日本酒の面白さと飲み比べの楽しさをお届けします。
お申し込み〆切りは2023年5月21日(日)。
口数に限りがありますので、
お近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお早めに!

同じ蔵が醸す「酵母」の違いによる純米酒を飲み比べてみよう!

この夏の頒布会では、米・水・杜氏など同じ条件で醸した日本酒が、「酵母」が違うだけでこんなにも香味が変わるのか、という飲み比べの面白さをお楽しみいただきます。6月から8月までの3ヵ月、各月720mlを2本ずつお届け。お申し込み〆切りは2023年5月21日(日)。口数に限りがありますので、お近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお早めに!

この夏のテーマ

同じ蔵が醸す「酵母」違いの純米酒の飲み比べ

我が国が生んだ世界的な微生物研究の第一人者で東京大学名誉教授だった故・坂口謹一郎博士(1897〜1994)は、「ひとつの民族はひとつの酒を持つ」と述べられています。世界中にはさまざまな文化があり、そこには多種多様なお酒が存在しています。そして日本には「日本酒」があります。その日本酒を醸す上で欠かせないのが、「清酒酵母」です。

「清酒酵母」は、アルコールを生成するだけでなく、お酒の香味にも大きく関与します。この夏の頒布会では、お酒造りの小さな立役者「清酒酵母」に着目。蔵元ごとの「清酒酵母」違いによる純米酒の飲み比べをお楽しみいただきます。

1万年以上前から人類の食を支えてきた酵母

自然界の「酵母」は、樹液や花、果実、空気中や土の中など、いたるところに生息していることが知られており、お酒やパンなどの食品、味噌や醤油などの調味料にも利用されており、わずか5μmの単細胞生物でありながら、1万年以上も前から私たちの生活に密接に関わってきました。

高アルコールを生成する「清酒酵母」

日本酒造りに欠かせない「清酒酵母」は、他のお酒に使われている酵母に比べて、低温下での増殖能力が高く、アルコールの生産力も高い特徴を持っています。通常の酵母は、酵母自身にとっても有害であるアルコール分が、ある一定の濃度に達すると発酵を止める性質があります。しかし「清酒酵母」は自分の身に危険が及んでもアルコールを作り続けるという、ほかの酵母に見られない特性があることが、近年の研究でわかってきました。その結果、醸造酒としては世界に例がないアルコール分20度に達する日本酒もできるのです。

お酒の風味にも大きく関与する「清酒酵母」

また、「清酒酵母」はお酒の風味に大きく関与する香りの成分や酸味成分もつくりだします。

そんな「清酒酵母」にも様々なタイプがあり、酵母ごとに香りの質や酸味も異なるため、全国の酒蔵では様々なタイプの「清酒酵母」の力を使い分け、香味の違う、その地域の風土が感じられる特色のあるお酒を醸しているのです。

そこで今回の頒布会では、同じ蔵の「酵母」の違いによって醸された、多彩な香りと味わいの純米酒の "飲み比べ" をお楽しみいただきます。

各蔵元には、仕込水・原料米・仕込配合・杜氏も同じ条件で、「酵母」だけ異なる種類を使った2つの純米酒(純米造り)を、この頒布会のために醸してもらいました。"飲み比べ" の楽しさが倍増するように、各「清酒酵母」の特徴を最大限に引き出した、香味豊かな純米酒をご用意いたします。

お酒の栞「酒談義」

お酒と一緒に、蔵元にまつわる物語を記したしおり「酒談義」をお届けします。この頒布会でしか楽しめない各蔵元の個性あふれる酵母違いのお酒の味を楽しみながら、「どんなところで、どんな人たちが、どうやって」そのお酒を生み出したのかと思いを巡らせて、お楽しみください。

内容・お申し込み方法

期間・価格・内容

期間:2023年6月〜8月(全3回)

内容:各月 1銘柄720ml2本 × 3回(計6本)限定1,500口

価格:一口:3,718円(税込4,090円) × 3回

頒布酒について詳しくはこちら

お申し込み方法

お申し込み受け付け〆切り:2023年5月21日(日)

お申し込み方法:

お近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお申し込みください。

*お近くの加盟店で取り扱いのない場合は、買える店舗をご紹介させていただきますので、お問い合わせください。

お支払い&お届け方法:

お申し込みになった日本名門酒会加盟の酒販店にご相談ください。

パンフレットのダウンロードはこちらから(PDF)

*2ページ目にお申し込み書がついています。必要事項を記入し、頒布会を受け付けているお近くの日本名門酒会加盟店までお持ちください。

お申し込み書部分のみのダウンロードはこちらから(PDF)

頒布会についてのお問い合わせはこちらから

*お申し込みの期間内でも限定数に達し次第、締め切らせていただきます。

*中途でのご解約は申し受けかねますのでご了承ください。

*頒布酒の出荷日は毎月中旬以降になります。

*都合により商品のデザイン等が一部変更になる場合がありますので、ご了承ください。

*事故など不測の事態が起こった場合、お届けが多少遅れる場合がございます。

頒布酒紹介

6月・7月・8月の夏の3ヶ月間、毎月一つの蔵元の、仕込水・原料米・仕込配合・杜氏も同じ条件で、酵母だけ変えて醸した2本のお酒をお届けします。酵母それぞれの特色を最大限に引き出した蔵元の個性溢れる香味豊かなお酒を、夏の味覚と合わせてお楽しみください。

6月

如空じょくう

醸造元/八戸酒類(株)五戸工場[青森県五戸町]


上井裕文杜氏


冬の蔵外観


五戸町の田園風景

奥州街道の宿場町・五戸町に蔵元はあります。戦後、地元の蔵元5社が集まり八戸酒類(株)を設立、平成19年に八戸酒類(株)五戸工場と改め新銘柄「如空」を立ち上げ、数々の受賞歴を誇る銘酒を生み出してきました。この夏の頒布会では、青森県で開発され2006年に品種登録された飯米の新品種「まっしぐら」を用い、南部杜氏が伝統の技で醸した、酵母違いの2つの瓶貯蔵純米酒を6月にお届けします。

純米酒 瓶貯蔵

純米酒 瓶貯蔵


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きょうかい1801号酵母

如空 きょうかい1801号酵母(純米酒 瓶貯蔵)

酵母は華やかな香りが特徴の「きょうかい1801号」を使用。リンゴやパイナップルのよう華やかな香り、米の旨味と甘味がありながらもスッキリとした口当たりを目指します。

  • [日本酒度]+1.0
  • [酸度]1.8


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まほろば華酵母

如空 まほろば華酵母(純米酒 瓶貯蔵)

酵母に青森県が初めて開発した酵母「まほろば華酵母」を使用し、「オールあおもり」にこだわりました。バナナ様の澄んだ香り、お米のやわらかな旨味と甘味が調和した、バランスのとれた味わいをお届けします。

  • [日本酒度]+2.0
  • [酸度]1.8
  • 【共通】
  • [仕込水]戸来岳伏流水
  • [原料米]まっしぐら(青森)
  • [精米歩合]麹米75%・掛米75%
  • [アルコール分]15%
  • [杜氏]上井 裕文(南部杜氏)

7月

菊の里きくのさと

醸造元/菊の里酒造(株)[栃木県大田原市]


阿久津信社長・杜氏


仕込風景(酛)


契約水田

那須高原南端の大田原市に慶応2年(1866年)に創業。杜氏も兼ねる6代目当主は平成16年に新たなブランド「大那」を立ち上げ、栃木一小さかった蔵の設備を整え、一躍評価を高めました。「菊の里」はその日本名門酒会オリジナル銘柄です。この夏の頒布会では、栃木県内で契約栽培された酒造好適米の規格外米を、扁平精米で55%まで精米して醸した、酵母違いの2つの純米造りの普通酒を7月にお届けします。*副原料無添加の純米造りですが、3等に満たない規格外米を使用しているため普通酒となります。

普通酒(純米造り)瓶貯蔵

普通酒( 純米造り)瓶貯蔵


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とちぎ県酵母T-F

菊の里 とちぎ県酵母T-F(普通酒*純米造り 瓶貯蔵)

酵母は栃木県が開発した「とちぎ県酵母T-F」を使用。リンゴを想わせるカプロン酸エチルの甘く華やかな香りが魅力です。果実のようなジューシー感をお楽しみいただけます。

  • [日本酒度]+6.0
  • [酸度]1.5


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とちぎ県酵母T-ND

菊の里 とちぎ県酵母T-ND (普通酒*純米造り 瓶貯蔵)

酵母は栃木県が開発した「とちぎ県酵母T-ND」を使用。バナナを思わせる酢酸イソアミルや酢酸エチルの穏やかな香りが特徴です。しっかりとした酸味がアクセントとなり、食事と一緒に楽しめる味わいです。

  • [日本酒度]+3.0
  • [酸度]1.6
  • 【共通】
  • [仕込水]那須連山伏流水
  • [原料米]五百万石(栃木)・ひとごこち(栃木)・美山錦(栃木)*規格外米使用
  • [精米歩合]麹米55%・掛米55%
  • [アルコール分]15%
  • [杜氏]阿久津 信(蔵元・下野杜氏)

8月

木曽路きそじ

醸造元/(株)湯川酒造店[長野県木祖村]


湯川慎一杜氏


蔵の母屋


開田高原から望む御嶽山

中山道木曽路のもっとも険しい鳥居峠を越した旧薮原宿に蔵元はあります。蔵元の標高も933mと全国で屈指。真冬には氷点下まで下がる雑菌の活性が低い環境、木曽川の源流の清らかで豊かな水を仕込水に、透明感のある石清水のような銘酒を生み出しています。この夏の頒布会では、長野を代表する酒造好適米「美山錦」を100%使用、原酒でアルコール度数14度の低アルコールで酵母にストレスをかけずに醸し、きれいに仕上げた、酵母違いの2つの瓶貯蔵純米酒を8月にお届けします。

純米 低アルコール原酒 瓶貯蔵

純米 低アルコール原酒 瓶貯蔵


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きょうかい1801号酵母

木曽路 きょうかい1801号酵母(純米低アルコール原酒 瓶貯蔵)

酵母に「きょうかい1801号酵母」を使用。華やかできれいなカプロン酸エチルの香りとジューシーな酸の組み合わせを意識した、果実感のある香味をお楽しみいただけます。

  • [日本酒度]-5.0
  • [酸度]1.4


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明利小川酵母

木曽路 明利小川酵母(純米低アルコール原酒 瓶貯蔵)

酵母は酸が少なく穏やかな香りが特徴の「明利小川酵母」を使用。バナナやメロンを思わせるきれいな含み香と、ピュアな甘味が特徴です。プラスαとして、ジューシーな酸が出せると"鬼に金棒"の味わいになると想像しています。

  • [日本酒度]-4.0
  • [酸度]1.5
  • 【共通】
  • [仕込水]木曽川水系伏流水
  • [原料米]美山錦(長野)
  • [精米歩合]麹米70%・掛米70%
  • [アルコール分]14%
  • [杜氏]湯川 慎一(諏訪杜氏)
 
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