第2回
7月
なぐらやま じゅんまいぎんじょう《うつくしま きらめきこうぼ G-30 しこみ》
[福島県会津市]
720ml 瓶貯蔵
昨年までの全国新酒鑑評会で前人未踏の6年連続金賞受賞蔵数日本一を記録した福島県では、平成3年に福島県ハイテクプラザで「うつくしま夢酵母」を誕生させました。しかし、時代はより香りの高い酵母を求めていました。そして平成20年に3種類の酵母が開発され、「うつくしま煌酵母」と命名されました。全国新酒鑑評会の出品酒に用いられる「C10」は完熟リンゴとイチゴ様の華やかな香りが特徴です。「G30」は香味のバランスに優れ、「R50」は発酵力が強く、辛口のお酒に適した酵母です。また、若手蔵人の育成も活発に行われています。
昨年までに10年連続、全国新酒鑑評会で金賞を受賞している蔵元は、酒づくりの情報交換と技術共有を目的にした「高級清酒研究会」発足時からの中心メンバーです。「うつくしま煌酵母」を知り尽くした蔵元が「G30」で醸した純米吟醸酒は、豊かな口中香ときれいな甘味に、フレッシュな風味が花を添えます。
蔵元について 創業/大正7年(1918年)
鶴ヶ城がそびえる城下町・会津若松に大正7年に創業した『名倉山』。現代の吟醸造りの先進地・福島県で、最上の「きれいな甘さ」を目指し、卓越した杜氏や蔵人の技術により、麹造りから仕込み、発酵と工程の一つ一つに妥協を許さず、ただひたすら理想の酒を追求している注目の蔵元です。