頒布会

2019夏の頒布会

この夏、ちょっと贅沢な、気品ある香りの日本酒を

日本名門酒会 2019夏の頒布会 純米吟醸 夏巡礼

平成の世の日本酒を彩った「ミクロの巨人・酵母」ものがたり

内容&お申し込み案内

この夏6月から8月までの3ヶ月間
ちょっと贅沢な気品ある香りの純米吟醸酒(720ml)を
毎月2銘柄ずつお届けします。
一口4,620円(税込4,990円)×3回
お申し込み〆切りは2019年5月26日(日)。
口数に限りがありますので
お近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお早めに!

この夏のテーマ

平成を彩った酵母の物語とともに純米吟醸酒をお届け

平成が終わり新しい世が始まる2019年。日本酒を通して平成をふりかえると、目覚ましい技術革新が始まった時代といえます。

その象徴的なものが吟醸酒です。昭和の終わりから始まった技術革新は、新しい ”酵母” を続々と誕生させました。それらの "酵母" は、「吟醸酒」の香りと味わいを一変させました。わずか5〜10ミクロン(1ミクロンは1000分の1mm)ほどの小さな微生物が、日本酒の香味形成に大きく関わっているのです。今回の頒布会は、各地の代表的な蔵元のご協力をいただき、平成時代の清酒酵母の進化の一端を「純米吟醸」で辿ります。

───── 清酒酵母の変遷 ─────

清酒酵母の発見 〜明治・大正〜

洋の東西を問わず、お酒をつくるときに欠かせない存在が「酵母」です。酵母は糖分をアルコールと炭酸ガスに分解しますが、その他にも酸味成分や香り成分などもつくります。自然界には様々な性質の酵母が存在しますが、人類はそれらの酵母の性質を利用して、パンやお酒、調味料などをつくりだしました。

酵母の発見は17世紀に遡るといいますが、日本酒の酵母が発見されたのは、明治29年。帝国大学(現・東京大学)の矢部規矩博士らによって日本酒固有の酵母「清酒酵母」と認定されました。当時の酒造りは酒蔵にすみついている「蔵付き酵母」を、酒母のなかで自然に増殖させる手法でした。蔵元ごとに異なった酵母が使われ、酵母の良し悪しが日本酒の品質に反映されていました。

清酒酵母の進化をリードした「きょうかい酵母」 〜昭和〜

優良な酵母を使用したほうが、安全で品質的にも優れた日本酒ができることがわかり、幕末以来、名酒のほまれ高かった灘(兵庫県)の『桜正宗』の酒母から分離された酵母が、明治政府によって設立された醸造協会(現・公益財団法人 日本醸造協会)から、「甲種清酒酵母」として全国の蔵元に向けて発売されました。以後、全国清酒品評会で優秀な成績を収めた蔵元から分離された酵母が、日本醸造協会から発売されるようになりました。

現在使用されている協会酵母でもっとも古いものは、昭和5年秋田の『新政』で分離された「きょうかい6号酵母」。昭和21年に分離されて戦後の日本酒の基調を築いたといわれる長野の『真澄』で生まれた「きょうかい7号酵母」。昭和28年頃生み出され、後に吟醸酵母として名を馳せた熊本の『香露』の「きょうかい9号酵母」などが有名です。

清酒酵母はご当地酵母の時代へ 〜平成〜

昭和の終わり頃、バイオテクノロジーの技術を使った清酒酵母の開発が始まり、従来にない香り高い酵母が生み出されました。この技術をきっかけに全国各地で酵母の開発が盛んになりました。その結果、平成の吟醸酒はそれまでの穏やかな「バナナ」の香りから、華やかな「完熟リンゴ」の香りへと変わり、また、麹づくりの技術も進み、甘やかな味わいの芳醇なタイプへと変化しました。 さらに近年では、お酒の香味を悪くする成分のもとになるものを取り除き酵母を培養することで、自然界に存在する自然変異した優良酵母を効率よく選ぶ技術も開発されました。このように、新しい技術革新による酵母開発は私たちがいまだ出会ったことのない日本酒誕生の扉を開こうとしています。

この夏の頒布会では、平成の日本酒の進化を酵母の物語とともに辿りながら、新しい酵母が生み出す新しい日本酒の味わいを、その酵母と縁の深い蔵元の協力のもと、「純米吟醸酒」でお届けします。

一度火入れの瓶貯蔵

頒布酒はすべて昨年の冬から今年の春先までにできた新酒で、吟醸酒特有の香味を大切にするため、加熱殺菌は一度だけにして、瓶に詰めた状態で貯蔵(瓶貯蔵)しました。フレッシュで気品ある香り、軽快な味わいをお楽しみいただけます。

香味を大切にした一度火入れ

一般的な日本酒は、風味を悪くする微生物を殺菌するために、出荷までに二度の加熱殺菌(火入れ)を施します。この加熱殺菌で、品質は安定しますが、反面、お酒本来の香りや味わいが犠牲にもなります。日本酒の香味の劣化は酸化により起こります。酸化現象は、空気(酸素)が多いほど、また、温度が高いほど促進されます。一度火入れの瓶貯蔵のお酒は、この香味の劣化を抑えます。

お酒の栞「酒談義」

お酒と一緒に蔵元にまつわる物語を記した「酒談義」をお届けしますので、地域文化や最新の蔵元の取り組み、造りの特徴など、そのお酒の美味しさが生み出された背景も味わいながらお楽しみください。

◆期間・内容・価格◆

◆期間:

2019年6月〜8月(全3回)

◆内容・価格:

720ml×各月2銘柄(計6銘柄)

・一口:4,620円(税込4,990円)×3回

・限定:2,000口

各月の商品について詳しくは頒布酒紹介をご覧ください。

◆お申し込み方法◆

◆お申し込み受け付け〆切り:

2019年5月26日(日)

◆お申し込み方法:

お近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお申し込みください。

*お近くの加盟店で取り扱いのない場合は、買える店舗をご紹介させていただきますので、お問い合わせください。

◆お支払い&お届け方法:

お申し込みになった日本名門酒会加盟の酒販店にご相談ください。

パンフレットのダウンロードはこちらから(PDF)

*上のリンクをクリックするとダウンロードが始まります

*4ページ目にお申し込み書がついています。必要事項を記入し、頒布会を受け付けているお近くの日本名門酒会加盟店までお持ちください。

お申し込み書部分のみのダウンロードはこちらから(PDF)

頒布会についてのお問い合わせはこちらから

*お申し込みの期間内でも限定数に達し次第、締め切らせていただきます。

*中途でのご解約は申し受けかねますのでご了承ください。

*頒布酒の出荷日は毎月中旬以降になります。

*都合により商品のデザイン等が一部変更になる場合がありますので、ご了承ください。

*事故など不測の事態が起こった場合、お届けが多少遅れる場合がございます。

2019夏の頒布会:◆内容&お申込案内◆ ◆頒布酒紹介

 
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