第4回・1月
こうろ『じゅんまいしゅ』
お酒について 日本酒の近代史を語るうえで、欠かせない蔵元が「香露」の蔵元です。明治時代、清酒造りの研究のために熊本県内の蔵元が共同で設立した研究所です。一般の人々が、まだ吟醸酒という言葉さえ知らなかった時代。協会9号酵母、別名・熊本酵母で、全国新酒鑑評会を席巻。熊本は一躍吟醸造りのメッカとなりました。現在でも「幻の大吟醸」といわれる「香露 大吟醸」の技術を活かした純米酒は、ひかえめな香りながら、豊かな旨味をたたえています。
おすすめの温度 | 冷 | 常 | 燗 |
やや冷◎ | ◎ | ぬる燗◎ |
原料米/いただき・神力(熊本)
精米歩合/65%・60%、酵母/熊本酵母
仕込水/阿蘇伏流水(中軟水)
アルコール分/15.5
日本酒度/−1.5、酸度/1.2
製造部長/森川智(44歳)
坂田 政則/エディトリアルデザイナー
元・「文藝春秋」デザイン室長。著名な作家のブックデザイン(装丁)やイラストなど多数担当。現在もエディトリアルデザイナーとして活躍中。
デザインテーマ 日本酒の香り、ほのかなに複数の吟醸香が広がる様子をイメージ。
*ラベルのデザインは実際のものとは異なる場合があります。ご了承ください。