日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

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鹿児島県北西部に位置する薩摩川内(さつませんだい)市は、九州三大河川・川内川が市の中心部を貫流し東シナ海へと注ぐ、海・川・山と豊かな自然に恵まれた北薩の中核都市です。昔から海や河川を利用した水陸交通の要であり、古代には国府がおかれ南九州の中心地として、16世紀からは商社や倉庫が建ち並ぶ南蛮貿易や商業貿易の街として栄えてきました。市内には、ニニギノミコトの御陵と指定されている「可愛山(えのやま)陵」やそれを祀る薩摩の国の一ノ宮「新田神社」など神話歴史ロマンも溢れています。また各地に温泉も湧出し、「水と歴史と温泉の街」として多くの観光客を魅了しています。


歴史

歴史

蔵のシンボル、社名の由来ともなっている石神神社のオガタマの樹。樹齢800年で国指定天然記念物。

蔵そのものの創業は明治27年(1894年)。平成5年(1993年)に「さつま五代」の蔵元がこだわりの焼酎を造りたいと、酒造権を譲り受け、社名もオガタマ酒造として再スタート。新社名の「オガタマ」は蔵近くの石神神社境内にある国指定天然記念物・樹齢800年のオガタマの樹(*1)にちなみます。「貴心樹」の名も、オガタマの樹の漢名に由来。代表銘柄の「鉄幹」は昭和4年(1929年)に与謝野鉄幹・晶子夫妻が川内の地を訪れ、多くの詩をを詠んだことから命名されました。平成12年(2000年)に地理的表示が認められた「薩摩焼酎」の神髄を伝える製品を作り続けています。

*1)オガタマノキ 名前は招魂(おきたま)」から転化したものと言われ、玉串として用いられるなど神社とゆかりの深い樹木。天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩戸隠れの際に天細女命(アメノウズメノミコト)がこの樹の枝葉を持って舞を踊ったという伝説も残ります。


造り

造り

大正期にできたレンガ造りの蔵で、甕仕込み・甕貯蔵の昔ながらの手造り。

「温故知新」を理念に丹精込めて焼酎造り。昔ながらの製法にこだわり、甕壺を使った昔ながらの手造りを基本とします。麹造り、原料処理、仕込み、蒸溜、貯蔵熟成に至るどの工程も一つ一つ丁寧に手間暇をかけて取り組んでいます。古式甕仕込み「鉄幹」を造っている手作り工場は、大正期にできたレンガ造りの蔵で、新しく出来た「蛮酒蔵」には、貯蔵熟成用の甕壺が整然と並びます。今では数少なくなった昔ながらの甕仕込み、甕貯蔵にを貫き、柔らかできれいな芋焼酎を造り続ける貴重な蔵です。


味わい&合う料理

食

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焼酎はどのような食事にも合う食中酒です。お湯割り、水割り、ロック、ストレート等、お好みの飲み方で、楽しい時間をお過ごし下さい。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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周辺情報

新田神社(にったじんじゃ) ニニギノミコトを祀る神社。創建は725年と伝えられ、薩摩国の一ノ宮として、古来より南九州の人々に信仰されてきた。銅鏡3面ほか、貴重な文化財も数多く保管。神社に隣接する「可愛(えのやま)山陵」は、神代三山稜の一つで、明治7年にニニギノミコトの墳墓と指定され、宮内庁直轄で管理されている。

寺山公園 市の東部・標高247mにある市民の憩いの公園。遠く輝く東シナ海、川内川が悠々と流れる市街の様子を一望できる絶好のビュースポット。レストハウス、アスレチック、自動遊園地、運動広場などもあり、家族連れで楽しめる。

薩摩川内観光物産ガイド「こころ」

鹿児島県観光サイト「本物。の旅 かごしま」