日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

奥秩父からの清流が流れる緑豊かな飯能

埼玉県南西部にある奥武蔵の玄関口・飯能市は、首都圏にありながらその大半を山林が占める緑豊かな街です。江戸時代、相次ぐ火事に見舞われた江戸の街の再建を担う木材の産地として栄え、入間川水運で運びだされるスギやヒノキは「西川材」と呼ばれ重宝されました。周辺には川遊びに最適な飯能河原、釣りの宮沢湖があり、天覧山や顔振峠でのハイキングなど都心から日帰りできる観光地として人気があります。蔵は、市内の清流・名栗川と成木川の合流点に接して建ち、蔵の南には加治丘陵が連なり、武蔵野の緑と清流がきらめく最高の自然環境に囲まれています。


歴史

歴史

古道・名栗街道沿いにある、創建400有余年の能仁寺。戦国時代には中山家、江戸時代には黒田家の歴代領主の菩提寺として栄えました。

蔵の創業は明治30年(1897年)。「澤乃井」で杜氏を勤めていた初代が、独立して飯能の地で酒造りを始めました。当初の酒銘は「武陽白鷹」、後に「天覧山」と改名しました。「天覧山」は蔵近くにある山の名で、明治15年に明治天皇が近衛兵の大演習を閲兵されたことから名付けられた山の名です。


造り

造り

麹づくり

仕込み水には秩父山系の清流・名栗川の軟水の伏流水を使用。原料米は《山田錦》《美山錦》等の酒造好適米を厳選し、平均61%にまで精米します。「良質の米から良質の酒を造るのは、良い杜氏、良い蔵人を得る事が大事」と4代目の現当主は考えます。南部杜氏・藤原菊蔵のもと、広島の醸造研究所の研究員を修了した5代目も酒造りに参加。旨い酒を造る意気込みが、蔵の全製品に占める特定名称酒比率80%の実績を支えています。


味わい&合う料理

食

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軟水で仕込んだ清酒は全般的にソフトな酒質となるように、「天覧山」もスッキリとした飲み口が特徴です。上品でスマートな味が広がり、余韻に淡麗かつ豊かな清涼感を残す旨酒です。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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