日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

みねのはくばい

峰乃白梅酒蔵(株)

蔵元外観


環境

環境

蔵元周辺は旧・北陸街道のモデル写真にもなる、趣のある集落地。正面の山の向こうはすぐ日本海。

平成の合併により誕生した日本海側初の政令指定都市・新潟市は、自然との共生を謳う田園都市構想を持つなど、自然豊かな都市。蔵は市の中心部から海岸沿いに西へと進んだ越後平野のほぼ中央、海ぎわに聳える霊峰・弥彦山と角田山に挟まれた麓の街・西浦区福井にあります。弥彦神社・岩室温泉にも近く新潟市の奥座敷とも呼ばれるこの地域は、山々からの天然伏流水にも恵まれ、古くから良質な酒造好適米《五百万石》《たかね錦》の産地として知られます。冬の仕込み時期には雪こそ少ないものの、山から吹き下ろす風は冷たく、酒造には最適な土地です。近郊には越後杜氏を輩出した旧吉川町もあり、蔵人の人材も豊富。こうした恵まれた環境の中、角田山麓の北陸街道の名残を残す家々が並ぶ一角で、銘酒を醸しています。


歴史

歴史

幕末、戊辰戦争で荒廃した主家長岡藩に、「米百俵」を贈った三根山藩址。

蔵のある新潟市西浦区の福井は旧北陸街道の宿場町として、また、「米百俵」でおなじみ、戊辰戦争で荒廃した主家・長岡藩に救済米を贈った逸話で知られる三根山藩の城下町として発展しました。蔵の正確な創業年は不明ですが、寛永16年(1636年)には、越後藩主に酒を献上したとの記録が残り、少なくとも350有余年の歴史を持ちます。酒銘「峰乃白梅」は、昭和54年に隣町の漢学者、故斎藤而立庵師より贈られた漢詩より取られ、品質の面で山頂を目指して「峰」を冠し「白梅」の如く格式ある酒への願いをこめて名付けられました。30年前から本醸造以上の特定名称酒のみを造ることを信条とし、越後三梅の一つに数えられるなど名実ともに高い評価を得ています。


造り

造り

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仕込み水には杉林に覆われた角田山の山麓から湧き出る清冽な伏流水を使用。米は、古くから酒米の生産地として知られる地元・西浦区産の《五百万石》や《たかね錦》など、契約栽培の地元酒米を積極的に活用しています。近年新潟県が開発した酒米《越淡麗》の栽培に取り組むなど契約農家も意欲的です。酵母には新潟試験場で開発したオリジナル酵母をメインに使い、新潟流淡麗にこだわり、長期低温仕込みでじっくり醸します。全量特定名称酒のみの生産。雪解け水のように清らかな酒、すっきりした味わいの中にふくよかなコクと幅のある酒を目指し、「名酒」の名声に甘えず、飲み手に喜ばれる酒造りに精進しています。


味わい&合う料理

食

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味は淡麗にして飲み口よく、ふくよかなコクと旨みがふくらみ、飲む程にすすむ酒。まさに雪の肌の越後美人のような酒。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

日本海の海の幸 のどくろ塩焼き・口細カレイの塩焼き 塩茹でしたズワイガニ、 刺身にはキス・イナダ・鯛・イカ・蛸・カンパチなど、 鍋には鮟鱇鍋・鴨鍋など。

からし巻大根 西蒲区の近郊農家が作る自家製の漬物「からし巻大根」も、最近、人気の一品。干し大根を湯で戻し、からし生姜を巻いて調味液にねかせた漬け物。ピリ辛でほんのり甘い絶妙な味。


周辺情報


越後七浦シーサイドライン

越後七浦シーサイドライン 海際まで迫る角田山・弥彦山の裾を走る13.9kmの海岸線道路。日本海夕日ラインのメイン区間で、奇岩の風情も楽しめ、対岸には佐渡島が。

上堰潟公園 角田山の麓に広がる公園。バードウォッチングやサイクリングも楽しめる。

新潟市公式観光情報サイト「Welcome to Niigata City」

新潟県公式観光情報サイト「にいがた観光ナビ」