日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

日本海から聳え立つ米山。米山水系はここから生まれる。

名峰米山、黒姫山、八石山の柏崎刈羽三山に囲まれ、日本海に面した柏崎は、日本の原風景が今なお残る風光明媚な地です。春の桜と山々の息吹、夏の輝く海、めぐる秋の紅葉と大地の恵み、そして冬の荒海日本海から吹き付ける激しい風と舞い上がる雪。この過酷ともいえる厳しく長い冬の静寂と寒さが、酒造りの低温発酵、長期熟成に大きな役割を果たします。山々に降り積もった雪は幾百年の歳月を経て清らかな湧き水となり、越後平野の大地を潤し、米を豊かに実らせます。日本海の海の幸と大地の恵み、清冽な湧き水、表情豊かな四季の巡り、酒造りに適した環境に、蔵はあります。


歴史

歴史

200年の歴史の集成。栄えある数々の賞を受賞。

柏崎は江戸時代に北陸街道の宿場町として、また千石船による海運の街として栄えました。その文化11年(1814年)に蔵は創業。昭和9年の全国酒類品評会で連続3回の入賞、平成17年の関東信越国税局の第76回酒類鑑評会で首席第一位受賞など、数々の賞を受賞。また昭和47年には日中国交正常化調印の際、北京で催された晩餐会乾盃の酒として使用されました。特筆すべきは、こうした輝かしい歴史が未曾有の苦難を乗り越えて築かれてきたということです。明治44年(1911年)の柏崎大火では蔵が全焼。当時、初代柏崎市長であった四代目・原吉郎は柏崎市と蔵の復興を成し遂げました。昭和に入ってからは新潟地震、中越地震、そして柏崎を直撃した平成19年7月16日中越沖地震では蔵の7割が崩壊する災禍に見舞われました。苦境から完全復興を果たし、力強く立ち上がる。その酒造りにかける不屈の精神が、200年の伝統を築いてきました。


造り

造り

徹底した品質の管理。最新鋭の醸造機器を導入。

仕込み水には米山山系の清らかな伏流水を使用。どこまでもまろやかなこの水が、サラリとしたやわらかな酒質を生み、「越の誉」の造りの原点となります。原料米は柏崎近郊の米農家と契約した《五百万石》《たかね錦》など酒造好適米を確保。目に見える原料米で醸すことが「越の誉」の旨みや余韻を生みます。平成20年には新しい新潟の酒造好適米の共同研究に参画し《越神楽》を発表するなど、より原料に帰着した生産体制を構築しています。清冽な水と良質な地元米に恵まれ、冬の厳しい寒さが地の利となり、越後杜氏200年の伝統の技が酒に命を与えます。


味わい&合う料理

食

柏崎といえば、日本海の新鮮な海の幸

きめ細やかな舌ざわりと、ふくよかでやわらかい味わいが特徴です。スッキリとした喉ごしで飲みあきしないお酒です。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

日本海の海の幸、山の自然の恵みなど美味しい食材は豊富です。

柏崎の海の幸 海のものといえばやっぱり鯛などの季節の鮮魚です。特に最近「のどぐろ」が日本海を代表する魚として紹介されています。夏の「さざえ」や海藻類もたくさんあります。海の加工品として「もずく」「鯛の子印塩辛」「鯛の親子漬」が有名です。地元で取れた素材ですから「越の誉」との相性もピッタリです。

柏崎の山の幸 旬の山の幸をお求めの方は、柏崎においで下さい。春は「ふきのとう」「ふき」「こごめ」「わらび」「ぜんまい」から秋のきのこまでなんでもあります。「日本の原風景」の中で美味しい「越の誉」と素朴な山の幸、なんとも贅沢な気分になれます。


周辺情報

柏崎コレクションロード コレクション館が9つ集まる国道8号線沿いのスポット。大黒様コレクションや、船具、おもちゃ、藍染めなど、資料価値も高い貴重品から珍品まで、じっくり見て楽しめます。

木村茶道美術館 コレクションロードにある、茶道の美術館。展示品を使って茶事を楽しめたり、手にとることができます。

昭和懐物ランド こどもの時代館 コレクションロードにある、昭和の子供が夢中になった懐かしのヒーロー、ヒロインに関するおもちゃを集めた館。

日本海鮮魚センター 新鮮な地魚を買いたいなら、こちら。日本海の美味しい海の幸がこれでもか、と豊富に安く揃っています。

「ぅわっと!柏崎」柏崎市観光協会

新潟県公式観光情報サイト「にいがた観光ナビ」