日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

ほうらいせん めいぼう

関谷醸造(株)

蔵元外観


環境

環境

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愛知県の東北部、奥三河の中心地に設楽町はあります。山間地の特性を生かした観光業と特産品作りに力を入れています。また民族資料の宝庫として知られ、近隣町村に重要無形文化財の「花祭」が伝わり、町内の各地域には、田楽や歌舞伎などの伝統芸能が脈々と伝えられています。国道257号沿いにあり、豊橋名古屋から約1時間半、標高476mで、年間平均気温は14度。夏は冷涼、冬は寒冷な酒造りに適した環境にあります。


歴史

歴史

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設楽は旧三河の国、三河と信濃の国境に近い伊那街道沿いにあります。伊那街道は「塩の道」ともいわれて中世以来の主要道路でした。信州と長篠合戦の行われた設楽ヶ原との通過点でもあり、町内の福田寺には武田信玄の墓所と伝えられる墓もあります。蔵近くには徳川家康ゆかりの古刹を包みこんでいる鳳来寺山もあります。「蓬莱泉」の創業は元治元年(1864)。当地の庄屋であった関谷武左衛門が酒造りを始めて以来百有余年になります。


造り

造り

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仕込水は蔵元の近くの山から湧く清水(軟水)を使用しています。蔵内平均精米歩合は52%で、高精白米を用いた高品質の酒造りを目指すために、自家精米の設備を持ち、品質に応じた精米をしています。また本醸造酒の別撰蓬莱泉でも精米60%で吟醸酒並に仕上げています。手作業を必要とする部分には丁寧に手を掛け、機械で代替できる部分は機械化を進めて省力化を図っています。全体的に米の旨味が生かせる飲み飽きのしない酒造りをしています。


味わい&合う料理

食

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純米酒、吟醸酒の比率が高いので淡麗で香りの良い酒が主体となっています。歴史と伝統をもった愛知酒の流れを受け継ぎ、周囲の緑と清澄な空気を溶かし込んだようなさわやかな味わいです。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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