日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

蔵の裏手、角田山の紅葉

有数の穀倉地帯・蒲原平野のほぼ中央、水量豊かな信濃川の支流西川に沿って広がる新潟市西蒲区は、日本海にのぞむ美しい海岸線と豊かな緑、景勝に恵まれた地。見渡す限り広がる水田を日本海からの厳しい風から守るように聳える霊峰角田山には、野草植物が四季折々に可憐な姿を見せ、源氏蛍と平家蛍が華麗に乱舞するなど、清らかな自然が広がっています。その角田山の麓に、風雪に耐えた板張りの風情ある姿で越後鶴亀の蔵は建ちます。


歴史

歴史

蔵のすぐそば「あやめ塚古墳」へと続く道

蔵の創業は明治23年(1890年)。初代上原武七氏は十代の頃から近隣の酒造場で蔵人として働き、明治24年に条件に合った地を探し、角田山からの水と蒲原平野の良質米、仕込み期である冬の気候に恵まれた現在の地に酒造場を設立しました。酒銘はめでたくわかりやすい「鶴亀」に。4代目・誠氏は濾過機の考案開発、麹室の改良に取り組み、また4代目と40年以上タッグを組んだ野積出身の高浜杜氏は酒造杜氏組合連合会での連続10回受賞・特選名誉賞を受賞するなど、今日に至る評価を築きました。5代目・誠一郎のときに全国初の地ビール工場「エチゴビール」を立ち上げ(その後撤退)、農醸一致を掲げた酒造りに取り組みました。2011年に経営を一新。会社名も(株)越後鶴亀として、現在、新体制のもとで、30代の若き藤田隆士杜氏が、越後鶴亀が育んできた伝統的な手造り製法を継承し酒造りを行っています。


造り

造り

蒸米

蒲生平野の良質な米、霊峰角田山からの清らかな水、雪国の清浄な空気、と恵まれた環境の中で、最高酒質を求め、普通酒から高級酒まで吟醸造りの小仕込みにこだわった酒造り。「こうじ箱」を使った製麹など、極力伝統的な手造り製法で、手間暇を惜しまずきめ細やかに手をかけて、良質な米の特性を最大限に引き出します。淡麗辛口が主流の新潟酒にあって、きれいな酸と豊かな米の旨味が魅力的な味わいを生み出しています。


味わい&合う料理

食

越後の冬には欠かせない三平汁

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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