日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

無農薬の酒米を栽培する棚田風景

五十崎町は、松山から南へ約50km、ゆるやかな山に囲まれ秋冬は朝露の深い盆地です。町の中心をゆったりと小田川が流れ、5月5日には300年来の伝統行事「大凧合戦」が両岸を舞台に行われます。また江戸の頃より紙漉きは町の伝統産業となっています。蔵は、町の東の山あいに位置し、明治初期と享保の頃の建物を現在も使用しています。蔵の近隣の御祓地区では、無農薬栽培による酒米をつくっています。


歴史

歴史

小田川での行事「大凧合戦」は300年の歴史

飛鳥・奈良の頃にこの地に伝来した紙漉きは、江戸期には大洲藩の御用紙として栄えます。江戸後期から昭和47年までは銅鉱採掘でにぎわいました。蔵は、享保元年(1716)の創業。昭和43年、現社長就任を機に本物を造るべきであるとの強い意志により、50年代に氷温貯蔵の純米吟醸生酒を次々と発売し人気を博します。近年では、川の景観と生態系を守る地域活動に積極的に取り組み、地域に生きる酒づくりの道を歩んでいます。


造り

造り

蒸米放冷

米は、町内の農家と契約栽培し精米歩合30〜55%まで精米。仕込み水は、裏山竹林に湧く軟水の地下水。醗酵した醪は木綿の酒袋に入れ、昔ながらの酒槽搾りと、手間暇掛けたしずく搾りで圧搾した後、すぐに、氷温貯蔵しゆっくり熟成させます。杜氏は蔵に常駐し、年間を通じて酒の管理を行い、旨い酒に育て上げます。蔵の女性は、夏は稲作冬は酒造りと大活躍。無農薬米栽培者は冬には自ら精米します。こうした人々の農業への意気込みが、旨い酒造りを支えています。


味わい&合う料理

食

海と川の産物が特産 鰯のマリネなど

すっきりした喉ごしと豊かな香りの淡麗辛口なので冷やして美味しい。特に冷凍でお届けする「しずく酒」「銀河鉄道」は半解凍のシャーベット状で、口に含みゆっくりと豊穣な香味を楽しむのが最高です。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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