日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

Jリーグ・地元アビスパのホームグラウンド

九州最大の都市・福岡市の南東10キロ弱。福岡平野に南北に横たわる三群山地の西側山麓に位置する宇美町は謎の多い応神天皇生誕の地とされ、安産の神様として知られる宇美八幡宮の門前町として栄え、近代になり、炭鉱の町として賑わいました。しかし、昭和38年の閉山の後、福岡市のベッド・タウン、緑豊かな町として発展してきました。町の中心の通り添いにある蔵元は白壁と格子を連ねた堂々たる構えは温暖な九州にあって、「福岡に名酒・萬代あり」の風格を漂わせています。


歴史

歴史

応神天皇生誕の地として知られる宇美八幡宮

「筑紫国風土記」に神功皇后が新羅から凱旋して蚊田の地に至って太子(応神天皇)を産んだため、この地を「うみの」というとあり、これが宇美の地名として伝えられています。応神天皇、神功皇后を祀る宇美八幡宮は平安時代に創建されたといます。江戸期は黒田藩の支配下になりました。代々宇美の庄屋を勤めた小林家が酒屋を始めたのが寛政4年(1792年)。二代目の時、亀に似た奇石を手に入れたことを吉兆とし、亀は萬年のことわざ囚んで「萬代」の銘と用いることになりました。


造り

造り

蒸米をほぐす

筑紫連山の三郡山より湧き出る酒造用に適した伏流水を仕込みに使用しています。麹は福岡県産の山田錦を高精白して全て蓋麹か箱麹で造られます。総米1トン以下の手造りを基本とし、平均精米歩合は67%で糖類添加の酒は製造していません。長崎県小値賀杜氏以下15名の蔵人が醸す典型的な季節蔵です。伝統的な手造りの良さを守りながら、近年は新酵母による酒質の多様化と技術向上に挑戦しています。


味わい&合う料理

食

地鶏の水炊きは博多の冬には欠かせない

吟醸酒は淡麗華美「上立ち香」と「含み香」をもった口当たりのやわらかい味。純米酒はまろやかで切れのよい後味。全体的に旨口でのどごしのすっきりしたやや濃醇タイプの味となっています。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

----