日本名門酒会

2020夏の頒布会 夏の爽酒探訪


第2回
7月

きそじ じゅんまいげんしゅ

木曽路 純米原酒

[長野県木曽郡木祖村]


米麹の量を増やし醪のアルコール分を14度台に。軽快さと飲みごたえを両立

1800ml 720ml
1.8Lコース 720mlコース

瓶貯蔵


湯川杜氏(左)と湯川社長(右)

蔵元について 木曽11宿の4つ目の宿場・藪原宿で、江戸初期から酒造りを営む「木曽路」の蔵元は、標高933mと全国屈指の標高にあります。真冬には北海道の旭川並みの気温にまで下がることも。雑菌の活性が低い環境を活かし、透明感のある石清水のような酒質の酒を生んでいます。

お酒について 醪のアルコール分を14度台に抑えて酵母の負荷を減らし、軽快な口あたりを目指す一方、米麹の使用量を増やしてしっかりとした旨味を出すよう仕上げたフルボディ・タイプの軽やかな純米原酒です。透明感があり、飲みごたえも感じさせるお酒です。


(写真左)「木曽路」蔵元 (写真右)江戸時代から続く薮原宿の名産「お六櫛」の店

ラベルに描かれた蔵周辺の物語 江戸期の幹線道路・五街道の一つである中山道は、江戸と京を結ぶ街道でした。同じく江戸と京を結び海沿いを通る東海道に53の宿場があったのに対し、内陸を通る中山道には69の宿場がありました。その道中で、最も険しい山道が続くのが木曽路です。そのため中山道は木曽街道とも呼ばれていました。木曽路には今も江戸期の面影を残す町が残り、そんな風情のある奈良井宿から、道中で最も標高の高い鳥居峠(1,197m)を越えると、「木曽路」蔵元のある静かな薮原の宿場に至ります。

  • 【予定値】
  • 原料米/美山錦(長野県産)
  • 精米歩合/70%
  • 仕込水/木曽川源流水
  • 酵母/きょうかいKT-901号
  • アルコール度/14度
  • 日本酒度/±0
  • 酸度/2.0
  • アミノ酸度/1.6
  • 杜氏/湯川慎一(諏訪杜氏)

醸造元/(株)湯川酒造店