飲んで応援、球磨焼酎蔵の復興支援商品「Reborn(リボーン)」

投稿日時 2020-10-21 14:47:24 | カテゴリ: Topic

飲んで応援、球磨焼酎蔵の復興支援商品「Reborn(リボーン)」

ラベル画像

今年夏の豪雨災害にみまわれた熊本県の人吉球磨地方は、球磨焼酎の故郷。多くの焼酎蔵も被害を受けましたが、それを支援する復興支援商品が「Reborn(リボーン)」の共通ラベルで発売されています。


HITOYOSHI KUMA「Reborn(リボーン)」


HITOYOSHI KUMA「Reborn(リボーン)」

今年7月に九州南部〜中部にかけて猛威をふるった豪雨。中でも熊本県の人吉球磨地方では甚大な災害にみまわれ、球磨焼酎蔵も7軒が原酒の流出や浸水など、大きな被害を受けました。近隣の蔵元有志も駆けつけボランティア活動をするなど、「地域の蔵を一つも絶やすまい」と業界ぐるみで支援を続けています。再建は今も続いていますが、このたび球磨焼酎メーカーが「HITOYOSHI KUMA Reborn」の共通ラベルで復興支援商品を発売したのでご紹介します。

深野酒造
Reborn 彩葉
(米・25度)

720ml
1,300円(税込1,430円)

「よけまん」蔵元の、吟醸酵母と日本酒に近いタイプの白麹を使用した米焼酎「彩葉(さいば)」のRebornラベル。マイルドでフルーティな味わいと華やかな香り。

深野酒造
Reborn 誉の露
(米・25度)

720ml
1,400円(税込1,540円)

「よけまん」蔵元の、かめ仕込み・常圧蒸留・かめ貯蔵と昔ながらの米焼酎。米の優しい甘みが生きた飲み応えある味わい。

那須酒造場
Reborn 球磨の泉
手造り甕仕込み
長期貯蔵焼酎
(米・25度)

720ml
1,300円(税込1,430円)

「球磨の泉」蔵元の、常圧蒸留・長期貯蔵のふくよかな味わいを楽しめる、パワフルで濃厚な米焼酎。

常楽酒造
秋の露 蔵のこだわり
Reborn 人吉球磨
(米・25度)

720ml
1,080円(税込1,188円)

樫樽で長期熟成した米焼酎「蔵のこだわり」のRebornラベル。ほのかなバニラ香を楽しめます。

常楽酒造
焼酎蔵の飲み比べ蔵三酒
Rebornセット
(リキュール・14度)

300ml×3
1,750円(税込1,925円)

「秋の露」蔵元の3種の味を楽しめる、熊本果実を使った球磨焼酎ベースのリキュール・セット(でこぽん、梅、桃)

ラベル画像

復興支援商品の共通ラベルは官民一体となって観光地域づくりを目指す「人吉球磨観光地域づくり協議会」が作成し、豪雨災害からの復活の願いを込め「再生」を意味する「Reborn」と名付けられました。三日月は月の満ち欠けを再生のシンボルとして捉えたものであり、球磨川沿いに広がる球磨盆地の形でもあります。

「Reborn」商品の売り上げの一部は磨焼酎酒造組合や人吉球磨観光地域づくり協議会への寄付金に充てられます。店頭で見かけたら、ぜひお手にとってみてください。蒸留酒のすっきり感の中に優しい米の甘味が広がるまろやかな米焼酎は、和食を始め幅広い料理と合わせて楽しめます。被災地と球磨焼酎蔵を、飲んで応援しませんか。

人吉・球磨地方と球磨焼酎について

熊本県の最南端に位置する人吉・球磨地方は、九州山系の山々に囲まれた盆地にあります。周囲の山々からの清らかな水が集まり流れる清流球磨川は、日本三大急流の一つ。

盆地特有の寒暖差の激しい気候と山紫水明な風土が育んだ豊かな大地は、熊本でも有数の米どころであり、米を原料とした本格焼酎「球磨焼酎」の誕生につながりました。

室町時代には始まっていた球磨地方の米焼酎造り

人吉球磨地方でいつから米焼酎造りが行われていたのかは、正確には不明ですが、約500年前の室町時代には米焼酎造りは始まっていたと言われています。当時、この地を治めていた相良氏は、東南アジアや大陸と活発に交易しており、蒸溜技術が持ち込まれたことが焼酎造りのきっかけになったのではないかとされています。

世界に誇るべき文化「球磨焼酎」

人吉球磨地方は温暖な地であるため日本酒造りには適しておらず、焼酎が広まり、人々の心を魅了していきました。以来、銘柄の味を大きく左右する造り手である杜氏たちは、先人から受け継いだ蔵の味を守り、新しいものを模索しながら、地域の誇るべき文化である「球磨焼酎」を丹精込めて造り続けています。

「球磨焼酎」は、1995年に「壱岐焼酎」「薩摩焼酎」「琉球泡盛」とともに、WTOのトリプス協定に基づき地理的産地(GI)に指定され、国際的にブランドが保護されています。現在、人吉・球磨地方には27の蔵元があり、それぞれ個性と魅力にあふれる多様な味わいを造っています。

2020年10月21日 日本名門酒会本部





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