[割水(わりみず)]
清酒は醸造酒の中では、世界でもっとも高いアルコール度数になります。ときに原酒で20度を超えることもあります。

そのためふつうの清酒は、アルコール分を規定の濃度にするために、瓶詰めの直前に水が加えられます。これを「割水(わりみず)」といいます。

「原酒」と表記のあるものは、この割水がされていないお酒です。物資が不足していた戦中・戦後には「割水」の多いお酒が出回り、金魚が泳げるような薄い酒という意味で「金魚酒」と揶揄されていました。


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