日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

やくしま

本坊酒造(株)屋久島伝承蔵

蔵元外観


環境

環境

世界自然遺産の地、屋久島を象徴する縄文形。

酒名にいただく屋久島は、九州最南端の佐多岬から南へ70kmにあります。九州最高峰の宮之浦岳(標高1,935m)をはじめ、1,500m級の山々が連なり、島の大部分を占める原生林には樹齢7200年の縄文杉をはじめ、樹齢数千年の屋久杉が林立し、太古の自然が生き続ける神秘の島で、世界遺産にも登録されました。古くから山岳信仰が起こり、今日でも岳参りが続けられ、その神秘的な自然を体験しようと、登山や海水浴、釣りなど、年間を通じて多くの観光客でにぎわいます。蔵は島の南東部を流れる安房川河口の近く、ヤクスギランドへの登り口に、白壁に瓦葺きの姿で建ちます。


歴史

歴史

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本坊酒造の創業は明治5年(1872年)。焼酎製造を生業としながら徐々に規模を大きくし、現在では焼酎のほかワイン、ウィスキーなどの醸造なども手がけ、いずれの分野でも上質な酒類を生み出しています。本坊酒造には鹿児島県内に4つの焼酎蔵があり、その一つが昭和35年(1960年)に屋久島にあった松本醸造を吸収合併した屋久島伝承蔵です。現在でも創業当時の甕つぼをそのまま使用し、一貫して手造りの甕仕込を守っています。こうした伝統ある設備を現在に伝える蔵は県下でも貴重な存在になっており、屋久島伝承蔵として技術の伝承と良質の焼酎造りに励んでいます。


造り

造り

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高品質の焼酎造りの伝統を守るため、原料には島内産の良質のサツマイモ「白ゆたか」と国産米を使用し、年間製造石数を400石に限定しています。また、名水百選のひとつ、軟水で旨さに定評のある屋久島の「宮之浦岳流水」を使用し、昔ながらの木製の道具、甕での発酵と伝統的な手造り製法を継承しています。創業から1世紀あまり使い続けた甕や、永年の間に育まれた蔵付き酵母「蔵の精」が作用し、まさしく人の手と屋久島の自然が旨い焼酎を造り上げるのです。


味わい&合う料理

食

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良質の原料と伝統の甕仕込だけが醸し出す、芋焼酎ならではの豊かな香りと芳醇な味わいが特徴です。「蔵の精」と呼ばれる蔵に住みついた酵母のおかげで独特の深い風味となっています。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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