日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

つきのかつら

(株)増田徳兵衞商店

蔵元外観


環境

環境

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酒蔵のある鳥羽街道は、鴨川、桂川に沿って昔の街道筋の名残りを見せる古い家並みが続きます。古都の南に位置するこの地は、“伏水”とも記されるほど豊かな質の高い伏流水に恵まれています。桃山丘陵をくぐった清冽な水が水脈となって地下深くに息づき、山麓近くでまろやかな湧き水となり、この水の恩恵を受けて数多くの酒蔵が軒を連ねています。兵庫県灘と並ぶ代表的名醸地として知られ、また町中には歴史の証人でもある名刹、名所がたち並んでいます。


歴史

歴史

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「月の桂」は創業1675年、伏見で300年余の最も古い歴史を持つ蔵元です。京から大阪や西国の地へ赴くお公卿さん達の中宿もつとめた由緒ある旧家であり、石清水八幡宮への勅使が参向される途中、この家で休まれた折に詠まれたという歌が残されています。“かげ清き月の嘉都良の川水を夜々汲みて世々に栄えむ”月の桂という銘はこの姉小路有長というお公卿さんの命名によるものです。伏見で酒造が盛んになったのは秀吉の時代から以後屈指の名醸地として今に至っています。


造り

造り

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京の水と歴史に育まれながら、伝統の技法を年月とともに磨き上げてきました。オートメーション化の進む時代にあって「月の桂」は個性と季節感をひときわ大切にした“ほんもの”の酒造りを丹念な手仕事と技の中に伝え続けています。その代表が元祖といわれる“にごり酒”。にごり酒といえば月の桂といっても過言ではない程です。十分に発酵したもろみを桶の中ほどから汲み出してオリを分離させ荒漉ししたもので、その洗練された味わいはどぶろくとは全く異なる酒に仕上がっています。


味わい&合う料理

食

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やや甘口の多い伏見酒の中にあって、やや辛口のサラサラとした男性的な飲み口が特徴です。にごり酒は口の中ではじける心地よい刺激でさながら和製シャンパンのようです。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

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