蔵の概要
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みやのまつ

(名)松尾酒造場

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環境

「棚田百選」に選ばれた国見連山中腹の棚田。《山田錦》が育ちます。
有田焼でおなじみ陶磁の里・有田町。蔵のある大木宿は、有田町の中心市街地と伊万里市とのちょうど中間に位置し、かつて有田焼を伊万里の港へと運んだ街道沿いにあります。西の佐世保市との境には標高700mを超える国見連山が屏風のように連なり、その中腹には《山田錦》が育つ「日本棚田百選」にも選ばれた美しい棚田が広がっています。また、東には伝説に彩られた怪岩奇石の黒髪山と青螺山が墨絵のような姿を見せ、その登山口竜門峡には「日本名水百選」「日本の水源の森百選」にも選ばれた清流が躍ります。山々に囲まれた盆地では、夏の昼間は青い空にギラギラと暑い太陽が照りつけるものの、夜はひんやりとした肌寒さに蛍が飛び交い、また、冬には小雪が舞い洗濯物が凍ることも珍しくありません。恵まれた自然が生む名水と、夏と冬、昼と夜の厳しい寒暖差が旨い米と旨い酒を育てます。
歴史

釜場が連なる有田町の路地。
写真提供/佐賀県観光連盟
蔵が創業した年代は定かではありませんが、少なくとも江戸後期。かつて有田焼を伊万里の港へと運んだ街道沿いにある大木宿で、7代目当主・松尾長助が酒造りを始め、以来、150有余年。当時の面影を残す静かな街に溶け込むように佇む酒蔵で、名水と豊かな自然に恵まれ、酒造りに励んできました。酒銘は、明治のある年に行なわれた新年の勅題が「社頭の松」だったことに由来。昭和32年(1957年)から福岡国税局新酒鑑評会で十三年連続入賞を果たすなど実績を重ね、小さな蔵ながら、地元有田町に根ざした丁寧な手作り酒を醸しています。
造り

搾り口周りが有田焼タイル張りの酒槽
棚田生まれの《山田錦》と、飲むと甘く感じるほど軟らかい名水、それに冬の寒さが「宮の松」のなめらかで繊細な味わいを生み育てます。従業員数は社長を含めてわずか5人。季節雇用の蔵人は、井上杜氏だけ。当然、社長自ら蔵人の一人として働きます。井上氏は、肥前杜氏でありながら、南部で修行し、静岡、広島、福岡と全国をまたにかけて杜氏を務め、いまやもっとも注目される杜氏のひとり。特定名称酒は、すべて地元産の《山田錦》で、仕込みはすべて1.2tまでの小仕込み。白米の調湿に始まり、手洗いでの洗米、槽での上槽に到るまで、すべてが丁寧に手造りされます。350石ほどの小さな蔵ですが、香り高く、淡麗で上品な旨味のある日本酒を造っています。
味わい&合う料理

有田名物「ごどうふ」ごま醤油や酢味噌が合います。
写真提供/佐賀県観光連盟
香り高く、淡麗で、上品な旨味のあり、口当たりなめらかにして繊細な味わい。
蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん
有田鳥(ありたどり) ケルプを混ぜた飼料を与え、放し飼い環境で育った健康鶏。2005年の食肉産業展で、地鶏・銘柄鶏食味コンテスで最優秀賞を受賞。
竜門峡の鯉料理
有田の「ごどうふ」 豆乳をにがりを使わず「くず」や澱粉で固めた独特の豆腐。なめらかな舌触りで、ごま醤油や酢味噌でいただく。
蔵元見学
可 限定条件つき
*事前の連絡、紹介がある場合は、場合に応じて可。
*ただし、造りの最中は一般の見学不可。
アクセス 電車:佐世保線「有田駅」乗換、松浦鉄道西九州線「西有田」下車、車で5分
車:西九州自動車道「波佐見・有田IC」からR35、R202経由で約20分
周辺情報

竜門ダム(写真/佐賀観光連盟)
竜門峡 「21世紀に残したい日本の自然百選」にも選ばれている美しい渓谷。黒髪山系から湧き原生林と奇岩をぬって流れ竜門ダムに注ぐ清水は「日本名水百選」の一つ。この名水で育つ川魚、とくに鮎や鯉料理は竜門峡の名物。近くにはキャンプ場などもあり。
