第5回・2月
つきのかつら『とくべつじゅんまいしゅ』
お酒について 日本を代表する酒どころのひとつ、京都市伏見区。近年、京都市の地下には琵琶湖に匹敵するような巨大な水脈があることがわかりました。その地下水脈が流れ到るところが伏見なのです。豊かな水、「比叡おろし」と呼ばれる冬の冷たい風がたおやかな京都の酒を誕生させます。現存する伏見の蔵元で最古の歴史を刻み、「にごり酒」を始めて市販した蔵元としても知られる「月の桂」の特別純米酒は、バランスのよさが特徴です。
おすすめの温度 | 冷 | 常 | 燗 |
◎ | ○ | ◎ |
原料米/旭4号(京都)・五百万石(福井)
精米歩合/60%・55%、酵母/協会9号系
仕込水/伏見伏流水(中硬水)
アルコール分/15.5
日本酒度/+2〜+3、酸度/1.6
但馬杜氏/中村茂松(75歳)
佐藤 ゆきえ/イラストレーター&エッセイスト
日本酒を中心に旅、飲食のイラストやエッセイで活躍。ワインのラベルや、カップ酒のデザインを担当したこともある。
デザインテーマ 銘柄名と歴史、京都の老舗から感じられるイメージを絵にした。
*ラベルのデザインは実際のものとは異なる場合があります。ご了承ください。