第4回・1月
じょうぜんみずのごとし『じゅんまいぎんじょう』
お酒について 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」で始まる川端康成の名作「雪国」の舞台となった新潟県湯沢町。四方を急峻な山々に囲まれ、降り積もった雪が地下へと潜り込み、蔵元のあたりに湧き出します。江戸期、上越国境の三国峠を下ってきた旅人を酒で慰めた茶屋・湊屋が蔵元の始まりでした。柔らかい水質と、越後の厳しい冬が、香り高く水のように透明感のある味わいのお酒を生みました。このお酒で、吟醸酒を知ったというお方も多いはず。
おすすめの温度 | 冷 | 常 | 燗 |
◎ | △ | △ |
原料米/越路早生・五百万石(新潟)
精米歩合/60%・60%、酵母/協会1801号
仕込水/三国山脈の伏流水(軟水)
アルコール分/15.0〜15.9
日本酒度/+5、酸度/1.3
越後杜氏/山口真吾(48歳)
坂田 政則/エディトリアルデザイナー
元・「文藝春秋」デザイン室長。著名な作家のブックデザイン(装丁)やイラストなど多数担当。現在もエディトリアルデザイナーとして活躍中。
デザインテーマ 水のように爽やかでありながら深みのある味わいを表現。
*ラベルのデザインは実際のものとは異なる場合があります。ご了承ください。