平清盛ゆかりの地・呉市音戸町の蔵元・榎酒造から『特別純米酒 清盛』登場!

投稿日時 2012-01-17 17:37:01 | カテゴリ: Topic

平清盛ゆかりの地・呉市音戸町の蔵元・榎酒造から
『特別純米酒 清盛』登場!

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この1月から放映スタートしたNHK大河ドラマ「平清盛」。「平家物語」では敵役だった清盛をヒーローとして描き直す物語は始まったばかりですが、その壮大な歴史ロマンの余韻に浸りながらお酒を楽しみたくなったら、ぜひこの一本。平清盛と縁の深い広島県呉市音戸町にある「華鳩」蔵元から、「特別純米酒 清盛」の登場です。


「華鳩」蔵元・榎酒造の「清盛」ブランド
音戸の瀬戸と平清盛
平均30代の若き蔵人たちが高品質な酒造り


「華鳩」蔵元・榎酒造の「清盛」ブランド

広島の蔵元・榎酒造は「華鳩」銘柄でおなじみですが、実はもう一つ、創業の頃から使われている「清盛」銘柄があり、商標登録もしています。蔵元は呉市の南、広島湾に浮かぶ倉敷島の音戸町にあり、ここは平清盛と縁の深い土地柄。音戸町の音戸という地名は、古くは"隠戸""隠渡"とも書き、平家の落人や海賊が隠れ渡ったことに由来するとも言われ、本土と島の間に横たわる海峡「音戸の瀬戸」は清盛が開削したと伝えられています。平家の子孫を名乗る人たちも多い蔵元地元では、平清盛はヒーローであり続けていました。「清盛」銘柄は現在でも地元ブランドとして親しまれており、これを大河ドラマ放映を機に全国的にアピールしようと、若き天才杜氏が醸した渾身の「特別純米酒 清盛」が、堂々登場です。

華鳩『特別純米酒 清盛』

【味わい】軽やかなバナナと熟したメロンのような香り。ほのかでやさしい旨味、フレッシュな青リンゴのような酸味が味わいに幅を感じさせ、後味はスッキリ。きれいでフルーティなのに、力強さもあわせ持つ特別純米酒です。

【原料米】広島県産《こいもみじ》《八反錦》
【精米歩合】麹米58%・掛米60%
【酵母】熊本酵母KA-1
【貯蔵方法】瓶囲い
【アルコール度数】15.0〜16.0
【日本酒度】+2.5
【酸度】1.5

参考税込価格
1.8L・2,480円、720ml・1,300円


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音戸の瀬戸と平清盛

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▲清盛ラベル

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▲音戸の瀬戸

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▲平清盛日招き像

ラベルに描かれた立烏帽子に狩衣姿の平清盛のシルエットは、「音戸の瀬戸」海峡開削にまつわる清盛の日招き伝説にちなんでいます。

「音戸の瀬戸」とは、蔵元のある倉敷島と本土とを隔てる幅90mほど、100mもない短い海峡で、清盛が開いたと伝えられています。安芸守に任じられ瀬戸内海運で財と軍事力を蓄えた清盛が海峡を開いた理由は、厳島神社への最短航路を確保するため、日宗貿易を盛んにするため、海賊を支配するため、など諸説ありますが、懸想していた厳島神社の巫女が「一日で開削したら意に従う」と告げたためという艶っぽい理由も伝説として残っています。

潮の流れが速いため、干潮時間がもっとも長い日を選び、その日の内に切り開くことにしたものの、やがて日は西に傾き、誰もが間に合わないと観念したそのとき。平清盛が沈みゆく夕日に金の扇をかざし「返せ、戻せ」と叫んだところ、太陽が舞い戻り、一日で航路を完成させることができたーーというのが「平清盛日招き」伝説です。

一日にして開削、太陽を呼び戻した、というのは清盛の権勢を示す伝説ながら、地元の人々は清盛の死後もこの大事業を讃え、人柱の代わりに経文を沈めた清盛の功徳を慕い、戦前まで華々しい清盛祭が行われていたとも言います。1967年には開削800周年を記念して、海峡を見下ろす高烏山麓の音戸の瀬戸公園に、立烏帽子狩衣姿の清盛が日没方向に扇をかざして立つ日招き像が建立されました。清盛像は今も、1日に約700隻、1千トン級の船も行き交う瀬戸内航路の要衝を見守り続けています。

平均30代の若き蔵人たちが高品質な酒造り

華鳩蔵元の榎酒造(株)は1899年(明治32年)に、この音戸町に創業しました。昭和49酒造年度には、日本酒を仕込み水の代わりに使う「貴醸酒」を全国で初めて醸造したことでも、皆様にはおなじみかと思います。

現在は4代目榎俊宏社長と39歳の若き藤田杜氏を中心に、平均36歳の若い蔵人たちが力を合わせ、酒造りに取り組んでいます。藤田杜氏は杜氏デビューした平成14年に、全国新酒鑑評会金賞、広島国税局主催新酒鑑評会優等賞、広島県酒類品評会第1位、広島杜氏組合自醸酒品評会第1位と、広島の蔵元で初の4冠を達成。この若き天才杜氏のもと、今期の初しぼりでも高評価されている『華鳩 純米吟醸 華colombe』など、高品質な酒を生み出しています。この榎酒造が満を持して醸した『特別純米酒 清盛』にどうぞご期待ください。

2012年1月17日 日本名門酒会本部





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